テクノロジーチャイナウオッチ 中国視窓

国を挙げた「デジタル化」 監督・規制体制に課題も=真家陽一

    顔認証で決済できるファストフード店も登場(上海)(Bloomberg)
    顔認証で決済できるファストフード店も登場(上海)(Bloomberg)

    「デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、質の高い経済発展を強力に支援する」。中国のマクロ経済政策を担う国家発展改革委員会の袁達・政策研究室主任は10月21日、記者会見で力を込めた。河北・浙江・福建・広東・四川の5省と直轄市の重慶市の計6カ所を「国家デジタル経済イノベーション発展試験区」に選定し、デジタル経済の発展と産業高度化を模索する方針を示した。

     DXは、スウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が2004年に提唱した概念で、「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」と定義される。日本では経済産業省が「企業がデータとデジタル技術を活用してビジネスモデルを変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義。DXが進まなければ「2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性がある」と警告する。

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