教養・歴史書評

アメリカ 前国連大使のトランプ称賛本、その真意は?=冷泉彰彦

     ニッキー・ヘイリー氏といえば、インド系の女性として常に共和党の次世代リーダーと目される一人だ。移民2世として、保守的な南部サウスカロライナ州の知事に当選。トランプ政権の発足に伴い、閣僚級の扱いを受ける国連大使を務めた。

     任期中のヘイリー氏は、例えばシリアのアサド大統領に対してはEU諸国などと協調して厳しい姿勢を取るなど、アメリカの伝統的な外交を展開する一方で、トランプ大統領の指示が出るとこれには忠実に従っていた。そのヘイリー氏は2018年末に国連大使を突然辞任している。その際には大統領への抗議の辞任であるとか、大統領の無謀な外交に巻き込まれるのを嫌ったのだろうなどと、さまざまな臆測がされていた。

     そのヘイリー氏の自伝「心からの尊敬を込めて、勇気と品格とともにアメリカを守り抜く("With All Due Respect: Defending America with Grit and Grace")」は、発売と同時にアマゾンの「最も売れた本」ランキングで3位をキープするなど話題となっている。

    残り502文字(全文955文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    11月3日号

    コロナ株高の崩壊14 金利上昇で沈むハイテク株 11月にダウ5000ドル暴落も ■神崎 修一17 リスク1 米バブル 下落局面への転換点 ■菊池 真19 リスク2 GAFA 米IT潰し ソフトバンクも試練 ■荒武 秀至20 米大統領選 勝敗予想 バイデンの「雪崩的勝利」も ■中岡 望23 失業率が示 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット