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山崎寿樹 温泉道場社長執行役員兼グループCEO くつろぎカフェで銭湯を再生

山崎寿樹 温泉道場社長執行役員兼グループCEO (撮影=武市公孝)
山崎寿樹 温泉道場社長執行役員兼グループCEO (撮影=武市公孝)

 経営に行き詰まった日帰り温浴施設をよみがえらせる取り組みに、全国から視察が絶えない。

(聞き手=下桐実雅子・編集部)

 埼玉県を中心に日帰り温浴施設などの直営店7カ所を運営しています。「おふろカフェ」が看板ブランドで、2018年からフランチャイズで全国展開しており、12月23日には北海道に3店舗目がオープン予定です。採算が取れなかったスーパー銭湯、健康ランドなどを再生させてきました。

 店舗それぞれに特徴があります。例えば、大宮駅近くの「おふろカフェutatane(うたたね)」は日本一、若い人が来る温浴施設。入館料は1260円。「家のようにくつろげる空間」がコンセプトで、コーヒーが自由に飲める北欧風カフェが人気です。風呂やサウナだけではなく、空間を楽しむという新しい価値観を打ち出しました。コミックや雑誌1万冊以上を備え、フィンランド料理も味わえます。三重県四日市市のおふろカフェ…

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