国際・政治ワシントンDC

トランプ氏の弾劾 民主党候補選びにも影響=古本陽荘

    弾劾の影響は?(民主党候補討議会)(Bloomberg)
    弾劾の影響は?(民主党候補討議会)(Bloomberg)

     トランプ米大統領がウクライナに対して、政敵のバイデン前副大統領の捜査を要求した疑惑に関し、連邦議会下院は「大統領権限の乱用」などとしてトランプ氏をクリスマス前に弾劾訴追する方向だ。年明けからは上院での弾劾裁判が始まる。弾劾裁判は来年11月の大統領選にどう影響するだろうか。

     米議会では、下院は野党・民主党が多数議席を有し、上院は与党・共和党が多数派だ。弾劾訴追の権限を持つ下院では、出席議員の過半数の賛成でトランプ氏は訴追される。一方、上院での弾劾裁判は、陪審員となる上院議員(定数100)の3分の2が賛成すれば有罪となり、トランプ氏は解職される。上院の共和党議員は53人で、計算上は共和党から20人が造反すれば有罪になる。

     弾劾裁判の影響が最初に及ぶのは、民主党の候補者指名争いだ。州単位で実施される予備選・党員集会は来年2月3日のアイオワ州党員集会から始まり、同月11日のニューハンプシャー州予備選に続く。両州とも小さな州で、レストランなどでの小規模集会を数多く開き、有権者と直接触れ合うことが重要になる。

    残り836文字(全文1292文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月16日号

    コロナデフレの恐怖14 サービス業に「デフレの波」 失業増で負のスパイラルも ■桑子 かつ代/市川 明代17 市場に問われる開示姿勢 ■井出 真吾18 図解デフレ大国ニッポン ■編集部19 デフレ圧力は過去にない水準に ■永浜 利広20 コロナで「上がった下がった」ランキング ■編集部21 インタビ [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット