新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワシントンDC

3人目の大統領訴追へ 民主、トランプ弾劾で賭け=高井裕之

歴史を塗り替えるか?(ペロシ下院議長)(Bloomberg)
歴史を塗り替えるか?(ペロシ下院議長)(Bloomberg)

 当地ワシントンDCでは、ウクライナ疑惑を巡るトランプ大統領の弾劾調査報道が連日メディアをにぎわす。政治ネタには慣れっこのワシントニアンでさえ、大統領が弾劾訴追されるか否か、という場面を間近で見る機会はめったにない。243年の米国史上で、このような大統領の「弾劾劇」は3回しかない。最初が151年前のA・ジョンソン、次が45年前のニクソン、3回目が21年前のクリントンの各大統領である。ただし、ニクソン氏は弾劾訴追される前に辞任した。

 米国憲法は第1章で「議会下院のみが弾劾権を有する」とし「議会上院のみが弾劾裁判を開く権利を有する」と規定する。下院は調査の上で弾劾訴追し、上院で裁判にかける仕組みだ。たとえ被告が有罪となっても罷免以上の罪には問わないとする。弾劾の目的は、公職に不適格な公務員を辞めさせることであり、法の裁きを受けさせることではないという趣旨だ。

残り929文字(全文1311文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事