EU離脱阻止を「打ち砕く」 英総選挙で保守党が勝利=増谷栄一
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12月12日に実施された英国の2019年総選挙は、ジョンソン首相が率いる与党・保守党の1987年以来の歴史的大勝利となった。翌13日には英ポンドが急伸。ロンドン株式市場も10年ぶりの大幅上昇となり、FTSE100種、250種総合株価指数の時価総額は合計で510億ポンドも膨らみ、歓迎ムード一色となった。
英紙『ガーディアン』によると、マニュエル・バルス元仏首相は13日のツイッターで、「EU(欧州連合)離脱と英国の将来という極めて重要な問題に対し、労働党のコービン党首はジョンソン首相と真逆の立場を主張し、すべてを失った。もはや(EU離脱が)曖昧となる余地はない」と発信した。ポーランドのモラビエツキ首相も13日、EU本部で記者団に対し、「保守党の単独過半数は英国の政治が安定するという重要な意味がある…
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週刊エコノミスト
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