インド 竹を地域経済のけん引役に=大地田清佳
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インドの北東部は、中国、ミャンマーなどと国境を接し、降雨量が多く、深い森と竹林におおわれた地域である。人々の顔立ちは東洋的で、料理の味付けなども日本人にはなじみやすい。また、北東州のマニプール州は、第二次世界大戦時に日本兵が多く亡くなったインパール作戦の舞台であり、日本とも歴史的に深いつながりを持つ。
日印両政府は2017年に同地域の支援の拡大で合意した。対象は多岐に及び、その一つに竹分野への協力がある。インドは年間約460万トン、中国に次ぐ世界2位の竹の生産国である。竹1トン当たり、350日分の雇用を創出し、約2000万人が竹産業に関わっているとされる。
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週刊エコノミスト
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