【週刊エコノミスト創刊100年キャンペーン実施中】いまなら週刊エコノミストオンラインをお申し込みから3カ月間無料でお読みいただけます!

教養・歴史書評

『大学論を組み替える 新たな議論のために』 評者・服部茂幸

著者 広田照幸(日本大学教授) 名古屋大学出版会 2700円

トップと教員で認識に乖離(かいり) 真の大学改革に向け課題提示

 大学は多くの問題を抱えている。しかし、現在進められているネオリベラル(新自由主義)的な大学改革が正しいわけではない。本書は改革か、現状の肯定かという二者択一を超えて、あるべき大学の姿を模索するものである。

 大学改革の結果、教授会は弱められ、理事長や学長の権限が強化された。しかも、大学人以外の人間がトップについている。外部評価のシステムも導入された。こうした改革の手法は、外部取締役の導入や成果主義など、ネオリベラル的な理念に基づく企業のガバナンス(管理)改革と共通する部分が多い。しかし、ネオリベラル的な改革は企業に対してすら成功したとは言い難い。

残り838文字(全文1175文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら3ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月6日号

狭まる包囲網 税務調査 富裕層、暗号資産、リベート……14 国税が示す相続財産評価 “伝家の宝刀”の3基準 ■加藤 結花17 狙われる富裕層 海外口座情報は190万件超 円安で多額の為替差益に注意 ■高鳥 拓也20 海外財産 「3調書」が国税の捕捉の武器 富裕層を狙い提出義務者拡大 ■多田 恭章23 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事