新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 チャイナウオッチ 中国視窓

アパレルからスマホまで高まる国産ブランド熱=岩下祐一

「中国李寧」のロゴを大きくあしらったスポーツ用品大手「李寧」の製品(筆者撮影)
「中国李寧」のロゴを大きくあしらったスポーツ用品大手「李寧」の製品(筆者撮影)

 中国アパレル市場の2019年のトレンドは、“国潮(国産ブランドブーム)”の高まりだった。品質とデザイン性を高めたローカルブランドを消費者が高く評価しているだけでなく、米中貿易摩擦や香港の政情混乱で消費者心理が“内向き”になったことも関係している。

 ネット通販大手の京東グループによると、19年1~11月の国産ファッションブランドのネット通販取引額は前年の3倍以上に増加。11月11日の大型セール「双十一(ダブルイレブン、独身の日)」期間中の、同社サイトにおける国潮の関連キーワードの検索数も通常の5・4倍に増えた。

 国潮はもともと、中国発のストリートファッションブランドの勃興を指していた。それが19年はアパレルだけでなく、スマホや映画などあらゆるカテゴリーに使われるようになった。

残り950文字(全文1292文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事