国際・政治チャイナウオッチ 中国視窓

過去最多の社債デフォルト 政府系企業にも連鎖=神宮健

    インフラ投資を担ってきた地方政府系の企業でさえデフォルトが起きている(Bloomberg)
    インフラ投資を担ってきた地方政府系の企業でさえデフォルトが起きている(Bloomberg)

     中国では社債のデフォルト(債務不履行)が常態化している。報道によると、2019年にデフォルトに陥ったのは178件で、金額は約1424億元(約2・2兆円)に上った。件数・金額とも18年を上回り、過去最多となった。

     背景には、景気鈍化の影響に加えて、金融・債券市場におけるリスク回避がさらに強まったことがある。17年以降、金融当局の金融リスク防止・解消政策を受けて、金融機関のバランスシートには縮小圧力がかかり、信用力の低い中小企業・民営企業に資金が流れにくくなっていた。

     加えて19年5月には内モンゴル自治区の包商銀行が信用危機に陥り、公的管理下に置かれた。大口預金の一…

    残り1022文字(全文1307文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    2月25日号

    契約のルールが変わる 民法改正16 経済活動の規律が一変 4月施行のインパクト ■市川 明代19 インタビュー 潮見佳男 京都大学大学院法学研究科教授 120年ぶり改正の意義 「市民に分かりやすく社会に生きた民法に」第1部 債権法編21 ココが大事1 「契約」が変わる ケース別で解説 改正の重要ポイ [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット