旧弊引きずる東芝の前途 子会社で不正取引も判明
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東芝が上場子会社で半導体製造装置のニューフレアテクノロジーに対する、HOYAの買収提案をかたくななまでに蹴った。東芝が1月17日、ニューフレアテクノロジーへのTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表し、HOYAが断念を表明したが、好条件だった提案にもかかわらず買収されることを嫌う東芝の古い体質が表れているようだ。
HOYAは半導体製造工程で電子回路をウエハーに転写する原板となるフォトマスクなどを製造。ニューフレアはフォトマスクに回路を描く電子ビーム露光装置を製造しており、HOYAは2017年以降、ニューフレアに複数回、提携を打診していた。
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週刊エコノミスト
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