関氏が流出した日産 トップついえた裏事情
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日産自動車副COO(最高執行責任者)の関潤氏が昨年12月に辞任を発表したことで、日産は不祥事が多発した旧体制に逆戻りする懸念が出てきた。12月1日に内田誠社長兼CEO(最高経営責任者)をトップにアシュワニ・グプタCOO、関氏の「トロイカ(3頭)体制」をスタートさせた矢先、関氏は日本電産に次期社長含みでの移籍を公表した。
関氏は実績・手腕ともに日産の新社長にふさわしいと言われていた。ところが指名委員の一人のスナール仏ルノー会長が、西川広人前社長と親密だった関氏に難色を示し、これに社外取締役で指名委員の豊田正和元経済産業審議官と木村康JXTGホールディングス相談役が同調したとされ、結局、内田氏が抜てきされた。
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