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中国5G需要急伸で日本に恩恵=藻谷俊介

    (注)季節調整値 (出所)経済産業省よりスフィンクス・インベストメント・リサーチ作成
    (注)季節調整値 (出所)経済産業省よりスフィンクス・インベストメント・リサーチ作成

     実物経済は世界的に悪化、減速が続いている。米国の輸入数量が昨年9~11月の累計で5・2%も減少するなど、これまで筆者が警告してきた「認識されているより厳しい現実」が広がってきた。

     ただそんな中で、中国を含む東アジアを中心に経済統計には改善の兆しも表れ始めており、アップサイドのリスクも考える必要が出てきた。1月15日の米中貿易交渉の「第1段階の合意」は極めて抽象的な内容ではあったものの、社会的インパクトの大きいスマートフォンやパソコンなど、残されていた重要品目への関税増をトランプ米大統領が直前になって回避したことも、短期的なダウンサイド・リスクを減少させている。

     図1は年末に発表された鉱工業生産統計を基に当社で作成している短期の生産予測である。企業の生産計画を示す生産予測指数から、楽観バイアスを取り除いてボラティリティー(変動率)をそろえ、生産指数に接ぎ木することで、目先2カ月間の現実的な生産予測をしている。今回の悪化局面で初めて反発する予想となっ…

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