教養・歴史書評

『「家庭料理」という戦場』『やりすぎの経済学』『イスラム2.0』『免疫力を強くする』

     煮物かロールキャベツか、家庭料理として思い浮かぶものは人によってまちまちだ。手作りであることの意味さえも異なる。本書は1960年代以降の家庭料理の変遷を人類学の視点で読み解く。概念が確立した近代化の時代、簡単でおいしいレシピが規範を壊したポストモダンを経て、今や規範なき多様性のなか、暮らしはデザインするものとなった。時代を代表する料理研究家である小林カツ代と栗原はるみのレシピの食べ比べで違いが際立つ様が面白い。(A)

     タバコ、酒、食事。人はついつい欲求のお…

    残り734文字(全文965文字)

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