次男の入院で見た医療現場 快適でも費用膨張する現実=小林知代
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昨年夏、大学3年生の次男がニューヨークでインターンシップをしていた時のこと。会社からの帰り、道ばたで急激な腹痛に見舞われ、親切な方の通報で近くの病院に運ばれた。診断は盲腸で、手術を受けることになった。筆者はワシントンDCから早朝のバスに乗って病院に駆けつけたが、そこは全米でも屈指の高級住宅地であるアッパーイーストサイドにある病院だった。待合室で待っていると、ほどなく執刀医が来て「手術は順調に終了。数時間後に退院してもよい」と告げた。
結局、次男は搬送されてから24時間以内に退院することができた。短い時間だったが、米国の最新病院事情を垣間見た。
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週刊エコノミスト
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