GDP年率6・3%減 新型肺炎拡大で大型イベント中止 2020年はマイナス成長の予測も=市川明代
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内閣府が2月17日に発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値は、消費増税と台風被害、暖冬により、実質で前期比1・6%減、年率換算で6・3%減と大幅なマイナス成長に陥った。新型コロナウイルスの影響で、イベントを中止したり外出を控えるなどの自粛ムードが広がっており、20年1~3月期の2期連続マイナスは必至。通年でもマイナス成長になるとの見方が出ている。
感染拡大を受け真っ先に中止が発表されたのは、不特定多数の人が集まる大型イベントだ。規模が大きいのはスペイン・バルセロナのモバイル見本市「MWC」。スマートフォンや次世代通信規格5Gの新技術が展示され、10万人が来場する予定だった。国内でも、パシフィコ横浜(横浜市)で2月27日から開催予定だったアジア最大級のカメラ見本市「CP+2020」(来場予定者約7万人)など中止や延期の発表が相次いだ。
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週刊エコノミスト
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