新型コロナショック(1) 米国株 底見えず2万3000ドルも=鈴木敏之
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2月27日、ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は1日で1190・95ドル下落し、史上最大の下落幅となった。翌28日までの1週間の下落率は13%で、通常の週間変動率の5倍(5シグマ)を超えた。ここまでの下落は1995年以降では、米同時多発テロ(2001年)とリーマン・ショック(08年)の時しかない(図)。3月2日には過去最大の上げ幅で反発したが、翌3日には米連邦準備制度理事会(FRB)による緊急利下げにもかかわらず大幅反落した。
大幅下落の直接の引き金は、新型コロナウイルスの感染が欧米でも拡大し、市場が一気にリスクオフに走ったことである。
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週刊エコノミスト
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