国際・政治エコノミストリポート

米大統領選民主党予備選 夢を抱けなくなった国で「打倒トランプ」結束なるか=渡辺靖

    討論会に臨むバイデン氏(左)とサンダース氏 (Bloomberg)
    討論会に臨むバイデン氏(左)とサンダース氏 (Bloomberg)

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     11月の米大統領選でトランプ大統領の再選阻止を目指す民主党の候補者選びは、ジョー・バイデン前副大統領が指名獲得を手中に収めつつある。

     民主党の予備選は2019年6月26日、フロリダ州で実施された第1回討論会で幕を開けた。20人もの候補者が2日間に分かれて登壇。討論会への参加資格を満たせなかった候補者を含め30人近くが乱立する異例の様相を呈した。

     候補者が乱立した要因の一つは、ドナルド・トランプ大統領の支持率の低さにある。支持率は不支持率を常時10%程度下回っており、「十分に勝機がある」と見なされている。もう一つは、民主党内で「ポスト・ヒラリー」を担う次世代の本命候補の不在だ。4年前の大統領選では、ヒラリー・クリントン氏ならトランプ氏に勝てるという楽観論があり、後継者育成に力を入れていなかった。

     もっとも、登壇した全員が本気で指名獲得を考えていたわけではない。知名度を上げて将来の選挙戦に備える候補者、存在感を高めて政権入りを狙う候補者……。勝利の見込みがありそうなのは、70代の高齢政治家や連邦上院議員ばかり、というありさまだった。

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