新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

ニューヨーク 軍投入で臨時病院の整備急ぐ=冷泉彰彦

設置された臨時病院。クオモ知事(手前中央)は医療現場崩壊に危機感を示した (Bloomberg)
設置された臨時病院。クオモ知事(手前中央)は医療現場崩壊に危機感を示した (Bloomberg)

 新型コロナウイルスの感染が広がるニューヨーク市では、重症者を収容するベッド数の確保が喫緊の課題となっている。

 ニューヨーク州のクオモ知事によると、最悪のシナリオを想定した場合、感染爆発のピークに備えるためにベッド14万床、4万の集中治療室(ICU)が必要だという。しかし、現状では市内にはベッド5300床、ICUは3000しかない。

 そこで、ニューヨーク市では、中国・武漢市で臨時病院を建設したのと同じように突貫工事で臨時病院の建設を始めた。州の要請を受けた連邦政府は陸軍工兵部隊を投入。マンハッタン島の西岸にある国際会議場を病院に転用する工事を行い、1000床を擁する設備を4日で完成させた。同会議場の他のスペースも使って計2910床の整備を進める。

残り168文字(全文495文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事