ニューヨーク 軍投入で臨時病院の整備急ぐ=冷泉彰彦
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新型コロナウイルスの感染が広がるニューヨーク市では、重症者を収容するベッド数の確保が喫緊の課題となっている。
ニューヨーク州のクオモ知事によると、最悪のシナリオを想定した場合、感染爆発のピークに備えるためにベッド14万床、4万の集中治療室(ICU)が必要だという。しかし、現状では市内にはベッド5300床、ICUは3000しかない。
そこで、ニューヨーク市では、中国・武漢市で臨時病院を建設したのと同じように突貫工事で臨時病院の建設を始めた。州の要請を受けた連邦政府は陸軍工兵部隊を投入。マンハッタン島の西岸にある国際会議場を病院に転用する工事を行い、1000床を擁する設備を4日で完成させた。同会議場の他のスペースも使って計2910床の整備を進める。
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週刊エコノミスト
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