機能停止に追い込まれた不動産業/44
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武漢から中国各地に新型コロナウイルスが広がり始めた当初、中国政府によるロックダウン(都市封鎖)により中国国内の製造や輸送が機能しなくなった。このためキッチンやユニットバスをはじめとする住宅資材や部品が納入されず、新築工事現場では工期の遅れが発生。やがて着工のめども立たない事態に発展した。現在は中国国内の工場は再稼働し始め、徐々に落ち着きを取り戻している。
しかし、今度は日本国内の不動産・住宅市場が直撃を受ける。新築マンションのモデルルーム来場者数は前年比8~9割減少。政府の要請に従い、閉鎖しているところも多い。先行きが全く見えない中、戸建てやアパートの建設もとりあえず様子見となり、新規受注は軒並み減少傾向にある。
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週刊エコノミスト
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