投資・運用不動産コンサル長嶋修の一棟両断

上がり続ける水災リスク/47

    武蔵小杉周辺は内水氾濫で大きな被害を受けた(Bloomberg)
    武蔵小杉周辺は内水氾濫で大きな被害を受けた(Bloomberg)

     日本に住む私たちが決して忘れてはいけないのが「この国は災害大国である」ということ。首都圏直下型地震や南海トラフ地震の発生が予想されているが、過去には想定外の地域でも大地震は起きている。

     また海面気温が上昇を始めると、フィリピン海付近から雨雲が発生し、台風や豪雨をもたらす。北半球の年平均気温は年々上がり続けており、これは水災規模も増大することを意味する。昨年の台風15号や19号が全国各地に甚大な被害をもたらしたのは記憶に新しい。

     9月5日に発生した台風15号はサイズこそ小型なものの、最大風速は秒速57・5メートル(アメダス千葉)と観測史上最大級の勢力のまま9日に関東地方に上陸。千葉県を中心に猛威を振るい、東京・千葉で死者3人、1都6県(東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・茨城・静岡)で150人が重軽傷を負う事態となった。

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