経済・企業深層真相

ジェネリック市場失速 100社超が企業再編へ

     新薬の特許失効後に登場する安価な同一成分の薬「ジェネリック(後発医薬品)」の専業製薬企業の成長が鈍化している。国内のジェネリック市場シェアの約4割を占める上場ジェネリック専業3社──日医工、沢井製薬、東和薬品の2020年3月期連結決算の売上高伸び率は、微減から2桁成長までまちまちだが、国内市場に絞って買収効果などを除くと微減または1桁前半の微増だ。

     ジェネリック市場は、15年に閣議決定した「骨太方針2015」以来、1桁後半から2桁の売上高伸び率が続いていたことから考えると、明らかな停滞だ。最新の「骨太方針2017」では20年9月までのジェネリック使用割合80%の達成目標に対し、最新の使用割合は77・1%(日本ジェネリック製薬協会調査の19年度第3四半期)。つまり、市場伸長の余地が少なくなっていることが停滞の最大要因と指摘されている。

    残り91文字(全文463文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月22日号

    EVと再エネ 儲かる金属14 日米欧中の電池大争奪戦 政府と企業の胆力が試される ■金山 隆一18 レアアースのネオジム 双日が豪ライナスに出資 ■小田切 尚登/編集部19 ネオジム磁石 大同特殊鋼とホンダが独自開発 ■編集部20 株価急騰 EVで注目の海外企業はこの5社 ■編集部21 銅 「新しい [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事