新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 闘論席

古賀茂明の闘論席

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

 急速に盛り上がった9月入学の議論が一気にしぼんだ。

 長期休業からようやく開校にこぎつけた全国の学校だが、第2波が来れば、詰め込みで全課程を終わらせるのは至難の業となる。

 現役高校生から9月入学という声が集まり、現場をあずかる都道府県知事からも賛同の声が上がった。

 入学時期が4月か9月かに正解はない。左側通行・右側通行と同じだ。ただ、グローバリゼーションは止まらない。「世界の中の日本」という視点で見れば、子どもたちが国際的に活躍するために、夏から秋の入学に切り替えた方が良いことは明白だ。

 留学する学生にとっては、現行のままだと海外と入学・卒業の時期がずれ、行くにも帰るにも都合が悪い。ずれをなくせば、トップ層は東大かハーバード大か、自由な選択が容易になる。留学生受け入れでも同じだ。

残り444文字(全文788文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事