経済・企業学者が斬る・視点争点

データを「価値」に変える設計図=立本博文

     データは今、最も重要な資源と言われている。ここで言うデータとは、「デジタル化されている情報」を指し、(1)EC(ネット通販)の購買情報やウェブサイトの閲覧履歴などの「個人データ」、(2)商品の流通・在庫情報、研究情報などの産業データ、(3)気象情報や衛星からの観測情報などの自然データ──がある。

     こういったデータは「データ資源」とも呼ばれ、GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)などのプラットフォーム企業は、データ資源を膨大なデータセット(データの固まり)、いわゆる「ビッグデータ」として蓄積し、うまく活用することで躍進した顕著な例だろう。

     ただし、単にデータ資源をたくさん蓄積すればいいというわけではなく、何らかの付加価値を作り出す必要がある。原油のような天然資源は、精製してガソリンにしないと価値を生み出すことができない。データ資源の考え方も同じである。

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