国際・政治チャイナウオッチ 中国視窓

“ハイテク生地”売り込むアリババ アパレル販売で「挽回」狙う=岩下祐一

    働く女性をターゲットにする「リリー」は店舗トップ画面で“黒科技面料(ハイテク生地)”を前面に打ち出す(筆者撮影)
    働く女性をターゲットにする「リリー」は店舗トップ画面で“黒科技面料(ハイテク生地)”を前面に打ち出す(筆者撮影)

     中国ネット通販最大手、アリババグループ傘下のネット通販サイト「天猫(Tモール)」は5月から、出店するレディースブランドや生地サプライヤーと共同で、各ブランドの製品に使われる生地のプロモーションに乗り出した。三菱ケミカルのシルクに似た高級素材「トリアセテート」を使った機能性Tシャツを各出店ブランドが打ち出して“黒科技面料(ハイテク生地)”などと訴求。消費者に付加価値の高い生地への認知度を高め、アパレル消費のアップグレードを促す狙いだ。

     Tモールでは現在、「太平鳥(ピースバード)」「郎姿」「リリー」など、30を超える地場の大手レディースブランドの店舗で、万姿科技や山東如意、北江紡織といった生地サプライヤー11社の生地を使った製品をアピールしている。対象アイテムは2020年春夏シーズンのTシャツで、絹のような光沢が特徴のトリアセテートを採用した生地のものが多い。ピースバードは「洗濯機で丸洗いできるハイテク生地を使った“シルク”Tシ…

    残り906文字(全文1325文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    7月21日号

    もう働かなくても大丈夫? ベーシックインカム入門18 Q1 なぜ今、BIの議論が? コロナ禍で覆った「常識」 誰もが困窮する時代に転換 ■市川 明代21 政党に聞く 定額給付金とBI 斉藤鉄夫 公明党幹事長 「国民の理解が『一変』 BI検討が必要な時代」 玉木雄一郎 国民民主党代表 「所得制限は社会 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット