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インド 国境問題「雪解け」ムードが一転=中島敬二

    国境問題は互いの国益を損なう (Bloomberg)
    国境問題は互いの国益を損なう (Bloomberg)

     インドと中国の国境地帯で6月16日、両国の軍隊が衝突し、インド軍20人が死亡した。両国外相は電話会議で「国境地域の平和を守る」ことで一致した。

     衝突は、国境問題解決に進展が見られた矢先の出来事だった。5月9日、国境では両軍がパトロール中、突発的に衝突し、同月26日、両国政府は軍備を指示、緊張感が高まったが、6月7日に「国境地域の平和と平穏を確保」との合意に達し、紛争問題は収束に向かう、との見方が強まっていた。

     中印関係が良好だった時期もあった。1949年に中国で共産党政権が樹立すると、54年にはネルー首相と周恩来首相が「インドと中国は兄弟」とし、領土主権の尊重、相互不可侵、内政不干渉、平等互恵、平和共存など「平和5原則」を掲げた。

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