南アフリカ 酒類販売が2カ月ぶりに解禁=平野光芳
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「棚にはビールが99本。1本売れたら残りは99本。棚にはビールが99本。1本売れたら残りは99本……」。6月1日付の地元紙に、このような文言を延々と繰り返す酒チェーン店の全面広告が掲載された。英語のフォークソングの歌詞「1本売れたら残りは98本」をもじったものだが、酒を渇望する市民に対し「在庫は十分あるから焦らないで」という店側のメッセージが込められている。
南アでは、3月26日から新型コロナ対策のロックダウン(都市封鎖)が始まり、「酒は健康に良くない」という大義名分のもと、酒類の販売を全面禁止していたが、6月1日に解禁となった。
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週刊エコノミスト
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