アメリカの独立記念日である７月４日は、全国各地で花火大会が行われる。中でもニューヨークの花火大会は盛大で、ハドソン川に何隻もの船を１列に並べ、音楽に合わせて一斉に打ち上げられ、川の両岸には数百万人の見物客が集まる。

　しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の可能性を考慮し、事前に人が集まることを避けるため、打ち上げ場所に関する事前の告知をしないなど、これまでなかった方法で行われた。

　打ち上げ場所を告知しない以外にも、花火の打ち上げを７月４日に集中させるのではなく、６月30日から７月４日にかけて５回に分散して開催。１回の打ち上げ時間も５分程度に短縮した。これにより、その場に駆けつけられるのは周辺住民のみとし、それ以外の市民はストリーミング配信で楽しんでもらうようにした。