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アラブ首長国連邦 コロナ危機で乳牛を大量輸入=相楽聖

 今月、アラブ首長国連邦(UAE)は4500頭もの乳牛を遠く離れた南米ウルグアイより輸入した。UAEは乳製品の約6割を輸入に頼るが、今回の乳牛大量輸入により自国での生産力の拡大を狙う。

 輸入した乳牛はUAE各地の冷房を完備した飼育施設へと運ばれ、「UAE産牛乳」を生産する。大量輸入を促した背景には、新型コロナウイルスによるサプライチェーン(供給網)寸断に対する懸念がある。

 夏の気温は45度にも達し、年間降水量は日本の15分の1程度と、UAEの気候は非常に過酷だ。そのため食料自給率は10%台と言われる。コロナによって食料の輸入が滞ることとなれば、その影響は深刻だ。

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