新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 深層真相

沢田HDへのTOB期間 延長を繰り返す「異例」

エイチ・アイ・エス会長兼社長の沢田秀雄氏
エイチ・アイ・エス会長兼社長の沢田秀雄氏

 東証ジャスダック上場の沢田ホールディングス(HD)に対する株式公開買い付け(TOB)で、買い付け期間が延長に延長を繰り返す異例の事態になっている。投資ファンドのメタキャピタル(東京)が今年2月、TOBを開始し、当初の買い付け期間は20日間の予定だったが、12回にわたって延長。現在は8月26日までの126日間となり、ユニゾHDに対する米フォートレス・インベストメント・グループのTOBの買い付け期間(140日間)を上回りそうな勢いだ。

 沢田HDはエイチ・アイ・エス会長兼社長の沢田秀雄氏=写真=が会長を務め、モンゴルのハーン銀行が主要な子会社。メタキャピタルは元ソニー社長の出井伸之氏や元財務省理財局次長の小手川大助氏らが取締役を務める。TOBがつまずいたのはハーン銀行の扱いで、メタキャピタル側は当初、モンゴル中央銀行の事前承認は不要と判断していたが、モンゴル中銀から待ったがかかり、書類提出などに追われた結果、買い付け期間の延長を…

残り139文字(全文557文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事