EU 水素に10年で50兆円超 欧州企業の優位確立へ=足達英一郎
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ユーロ圏19カ国の2020年4~6月期の実質域内総生産(GDP、速報値)は、年率換算で40・3%減で、過去最大の落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染症の経済への影響は、米国や日本より深刻だ。一方で、ユーロは対ドルで2年ぶりの高値を付けているのは意外である。欧州連合(EU)各国首脳が7月に復興基金創設で合意し、協調関係維持が好感されているとの解説が専らだが、昨年12月に欧州委員長に就任したフォンデアライエン氏が新執行部発足と同時に掲げた政策「欧州グリーンディール」が一定の説得力を有していることも有力な要因だろう。
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