緊急提言 長引く「日本化」の罠 「緑の財政出動」で探る脱出=河野龍太郎/諸富徹
日本では四半世紀にわたり、「低成長、低インフレ、低金利、膨張する公的債務」が常態化している。コロナ禍をきっかけに、先進各国でもこれらが常態化する「ジャパニフィケーション(日本化)」の様相が強まっているが、より懸念されるのは日本でその傾向がますます強まっていることだ。ジャパニフィケーションから日本は永久に抜け出せないのか。本稿では脱出策を探る。
残り3505文字(全文3678文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める