経済・企業ワールドウオッチ

台湾 「安心旅行」がGDP押し上げ=福岡静哉

飲食などの露店が並ぶ台湾名物「夜市」は連日、いい税の観光客らでにぎわっている 筆者撮影
飲食などの露店が並ぶ台湾名物「夜市」は連日、いい税の観光客らでにぎわっている 筆者撮影

 台湾ではいま、島内を安心して旅する「安心旅行」ブームが到来している。海外渡航が難しいためだ。政府の観光需要喚起策も相まって内需が急激に拡大した。

 台湾の感染者数は累計で529人(死者7人、10月12日時点)。4月12日から半年にわたり「市中感染ゼロ」を記録した。台湾政府は感染の収束を慎重に見極めて、7月に旅行への補助金や振興券配布などの需要喚起策を始めた。インバウンド需要1184万人(2019年)の大半は…

残り308文字(全文513文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事