経済・企業ワールドウオッチ

タイ 低迷続く不動産市場=藤野英憲

バンコクではいたるところで不動産開発が進んでいる 筆者撮影
バンコクではいたるところで不動産開発が進んでいる 筆者撮影

 タイの不動産市場が冷え込んでいる。数年来の景気低迷に、新型コロナウイルス感染症が追い打ちをかけた。売買指数は、第2四半期(4〜6月)に3年ぶりの低水準を記録。首都バンコクでは今年、オフィスへのテナント入居率が10年ぶりに低下する見込みだ。

 シンガポール系不動産取引サイトのDDプロパティー・ドットコムがまとめた第2四半期の不動産価格指数は196。2017年第3四半期以来の200割れと…

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