ブラジル 増加する女性投資家=松本浩治
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ブラジル国内で株式に投資する個人が増えている。現地紙『エスタード』によると、今年3〜7月には90万人が株式取引の新規口座を開設し、全体で300万人を上回った。特に目立つのは女性投資家の増加で、ブラジル株式市場(サンパウロ証券取引所)で取引する女性投資家数は今年9月に約78万人と、前年同月(約39万人)に比べ倍増した。
投資家が増えた背景には金利の低下がある。ブラジル中銀の政策金利(セリック金利)は2015〜16年、インフレ抑制のため14%を超えていた時期もあったが、現在は2%まで低下している。かつてのような高金利が得られなくなったため、配当や値上がり益を得られる株式投資に魅力を感じる個人が増えている。
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週刊エコノミスト
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