SDGs達成に製造業投資を=高野久紀
有料記事
雇用を通じて貧困削減
近年、「SDGs(エスディージーズ)」が注目されている。SDGsとは、2015年9月に国連総会で採択された、30年までの国際社会の開発目標「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、15年までの開発目標を定めた「MDGs(Millennium Development Goals=ミレニアム開発目標)」の後継である。
MDGsが途上国の貧困・教育・健康・環境問題に焦点を当てて8つの目標と21のターゲットを設定していたのに対し、SDGsは17の目標と169ものターゲットを設定している。注目が増すにつれ、企業もSDGsを掲げることで広告効果やビジネス機会創出が見込めるようになり、SDGsへの取り組みをアピールするようになってきた。もちろん真剣にSDGsに取り組む企業も多いが、一方で「とりあえずSDGsアピール」と…
残り2540文字(全文2936文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める