経済・企業スマホ・5Gの新王者

INTERVIEW NEC 河村厚男 執行役員常務ネットワークサービスビジネスユニット担当

河村厚男 NEC執行役員常務ネットワークサービスビジネスユニット担当

「5Gで世界シェア2割狙う仮想化で設備投資は4割減る」

 2000年代以降、経営不振が続いたNECの業績が回復し株価は上昇。復活の原動力の一つが伝統の通信技術だ。

(聞き手=浜田健太郎・編集部)

── NECが提供する「ネットワーク仮想化」(汎用(はんよう)サーバーを用いて通信ネットワークを主にソフトウエアによって制御する技術)は、楽天モバイルやNTTドコモが第5世代移動通信規格(5G)のインフラ構築で採用した。仮想化のメリットは。

■一つの機器でいろいろなサービスを実現できることにある。例えば、大地震が発生して急増する安否確認の通話量に対応するため、音声通話を増やしてデータ通信のサービス容量を減らすなど、状況に応じてネットワークを柔軟に運用できる。

残り1452文字(全文1811文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事