大連 地方発展のためのモデル区発足=呉冬梅
有料記事
大連市に「中日(大連)地方発展協力モデル区」が発足、同市政府が、金融、人材、技術などの分野で政策的支援を行うことを表明し、注目されている。このモデル区は国家発展改革委員会が認可し、同市のほか、上海、天津、青島、蘇州、成都の計6都市が選定された。各都市の中核産業を先導として日系企業との協力も深め、モデル区間での連携を目指す。
大連が強みとする産業は、ハイレベルの設備製造業と新素材産業だ。計画開発面積は約53平方キロで、6都市の中で最大規模を誇る。両産業が集積している同市の四つの地域を中心に、製造や研究開発における連携を強化し、伝統産業のグレードアップを図る。大連は中国国内における工作機械の一大生産拠点だが、今後はデジタル工作機械の開発も進めることで、製品の高付加価値化を目指すとしている。
残り170文字(全文518文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める