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「こっそり」減らせるETF買い=藤代宏一

     日銀は、日経平均株価が約30年ぶりの高値を回復する中でもETF(上場投資信託)の買い入れを続けている。買い入れペースは原則として年間約6兆円、2020年3月からは時限措置として約12兆円に拡大されている。

     ただ、足元の株価上昇を受けて、さすがに「その必要があるのだろうか?」との指摘や批判も多くなってきた。そうした中で、日銀は3月に金融政策の「点検」結果を発表する予定である。それに合わせて、日銀がETF買い入れ額の政策方針を減額方向に修正してくるのではないかと、一部市場関係者が予想している。

     しかし、筆者はその可能性は低いと判断している。日銀の修正を予想しない根拠は「政策変更を発表しなくても減額できるから」、この一点に尽きる。

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