著者に聞く 『絶滅危惧個人商店』 著者・井上理津子さん
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◆著者 井上理津子さん(フリーライター)
豊かな日本を作ったのは命懸けで仕事する地域の顔
明快かつ読者を直撃するタイトルである。どんな本かすぐわかる。
「本屋めぐりの著作を書いた時に、おしゃれなブックカフェも良いけど、特に凝っていないように見える普通の本屋さんが私は好きだなあと思ったんです。そのあたりに今回の本に進む下地があった気がします」
佃煮(つくだに)屋に精肉店、豆腐店、洋品店、靴店、自転車店……。日本全国で大型店舗やチェーン店ばかりになりつつある昨今、それでもしぶとく商売を続ける東京(1店のみ横浜)の18の個人商店を取材した。
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