教養・歴史著者に聞く

『サラ金の歴史』 著者・小島庸平さん

 ◆著者 小島庸平さん(経済史学者)

サラ金を非人間的に変えた貯蓄過剰の金融構造

 かつてのサラリーマン金融が今は消費者金融を名乗る。誰にでも貸すようになったのだ。

 戦前の源流から規制強化まで百年の変遷を追った。

「サラ金経営者は強欲だと批判する人たちがいる一方、サラ金は人々の効用(満足)を最大化していると正当化する人たちもいます。どちらにも付かずに描こうと思いました。多くの人を犠牲にしてきた事実は揺るがせにできませんが、彼らがそうせざるをえなかった事情もあります」

 関心の原点は、大学生の時に縁あってサラ金大手の創業者に会ったことだ。

残り960文字(全文1227文字)

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