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水素2 活用進む業界 製鉄で出るCO2削減に効果 化学企業は「廃棄プラ由来水素」=和田肇

    昭和電工の廃棄プラスチックガス化施設(昭和電工提供)
    昭和電工の廃棄プラスチックガス化施設(昭和電工提供)

     脱炭素社会を目指すなかで、鉄鋼業界が抱える大きな課題は、鉄鋼の原料となる鉄鉱石を、高炉内で高温にして溶かすための「コークス」を使用したときに、二酸化炭素(CO2)が大量に発生することだ。日本鉄鋼連盟によると、国内鉄鋼業のCO2排出量は1億7600万トン(2019年度)に上る。日本全体のCO2排出量は約12億1300万トン(同)なので、その排出量の多さが分かる。

     一方、製鉄所では製造過程で使うコークス炉、高炉、転炉などから、水素を含む副生ガスが発生する。その量は水素換算で約70億立方メートル程度と言われ、主に製鉄所内の燃料ガスや自社や隣接する発電所の燃料に利用される。

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