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台湾 高田賢三さんが託した思い=福岡静哉

「起き上がりこぼし」が展示された会場では、高田健三さんが生前に収録した映像が放映されていた(台湾・台南市) 筆者撮影
「起き上がりこぼし」が展示された会場では、高田健三さんが生前に収録した映像が放映されていた(台湾・台南市) 筆者撮影

 3月11日で東日本大震災の発生から10年。当時は、台湾からも200億円以上の義援金が日本に送られた。

 世界的なデザイナーで昨年10月、新型コロナウイルス感染症のため死去した高田賢三さんは、東日本大震災の復興支援のため、何度倒れても立ち上がる福島の縁起物、「起き上がりこぼし」の展示会を発案。2013年から世界各地で開いてきた。高田さんは「ぜひ台湾でも開きたい」と、親交があった台湾在住の多田由紀さんらと計画。20年…

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