経済・企業AI図解 日本の未来

第17回 晩婚化で「中食」活況、沈むブライダル=ゼノデータ・ラボ

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 日本の平均初婚年齢は、平成元(1989)年では妻25・8歳、夫28・5歳だったが、令和元(2019)年では妻29・6歳、夫31・2歳と晩婚化が進んでいる。晩婚化は少子化の一要因である社会問題として取り上げられることが多いが、企業の経済活動にはどのような影響をもたらしているのか。

 AI(人工知能)を使った経済予測システム「ゼノブレイン」は、国内上場企業の中から影響が特に大きいとみられる企業を分析した。

 晩婚化は少子化などマイナスの側面に注目が集まるが、プラスの影響を受ける業界もある。ランキング上位は外食産業や、調理済みの食品を購入し自宅で食べる「中食」(“なかしょく”または“ちゅうしょく”)産業が占めている。単身世帯は利便性の高い中食や外食への志向が強い。

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