日本の未来 第18回 3月の半導体製造装置は大幅増へ=ゼノデータ・ラボ
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政府機関など経済統計は、調査・アンケートを基に集計するが、統計に関連する報道を集め、当社の人工知能(AI)を駆使して解析すると、統計発表の数カ月前でも一定の精度で結果を予測できることが明らかになった。精度は統計ごとに幅もあるが、関連ニュースが多いほど予測値と結果が近似する傾向がある。
今回は、この指標予測システム「ゼノインデックス」を使って、「半導体製造装置販売額」について、3月以降の予測値を分析してみた。
半導体製造装置販売額は、日系・外資系企業の日本国内向け半導体製造装置の販売額を示す指標だ。昨年の春以降、下落傾向が続いていたが、ゼノインデックスは2021年から一転して増加傾向になり、春先にかけて大きく伸びると予測した。1~2月で販売減少は底を打ち、3~4月は大きく上昇、昨年同期比も上回り、5月は約2200億円前後まで伸びる。そして、6月から減少に転じていく(図)。
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週刊エコノミスト
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