英国 診療体制のもろさ露呈=竹鼻智
有料記事
英国における新型コロナウイルスの死者は2月末の時点で12万人を超え、世界で5番目に多い。英国には誰でも無料で医療サービスを受けられる医療機関ナショナル・ヘルス・サービス(NHS)があるが、通常は数週間単位の待ち時間がかかるうえにコロナ禍で診療体制が逼迫(ひっぱく)。構造的なもろさを露呈している。
昨年はコロナ以外の死者数も例年を大きく上回っており、英メディアで報じられた27歳女性のケースはその典型だ。英中…
残り308文字(全文513文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める