イラク 国内情勢好転の年となるか=アンドリュー・ウェザオール
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イラクは長年、民族・宗教の混在による内部対立の火種に加え、隣国との衝突や政権転覆などで、統治体制が混乱していた。しかし、今年は3月のローマ教皇のイラク初訪問を皮切りに、事態を好転させ得るイベントが目白押しだ。
内政では10月の総選挙で、汚職撲滅・政治経済改革の実現を目指すカディミ首相が、国民の支持を得ることができるかに注目が集まる。経済面は、足元で油価の回復を受け、中国企業と協議していた20億ドル(約214…
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週刊エコノミスト
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