ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ コロナで大躍進「ビデオ会議」大手=小田切尚登/330
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◆Zoom Video Communications
ウェブ会議のプラットフォームを提供する米国企業である。コロナ禍でビジネスマンが従来のように一カ所に集まることができなくなったことで、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」の需要は一気に高まった。オンラインで会議を行うことがもともとの目的だったが、今や学校の授業、家族や友人などのコミュニケーションの道具としても重要な存在となった。
中国山東省出身のエリック・ヤン氏が2011年に米シリコンバレーに設立した。ヤン氏は当時ウェブ会議ソフトの先駆であるWebEx(ウェブエクス)の技術者だったが、スマートフォンで使いやすいビデオ会議のシステムを提案したところ拒絶されたため、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズを起業した。
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週刊エコノミスト
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