教養・歴史アートな時間

映画 まともじゃないのは君も一緒 耳年増&数学バカでドタバタ 恋愛知らずの脱線ラブコメ=勝田友巳

 ちょっと前の、日本のコメディー映画がさっぱり低調だった時期がウソのように、このところイキのいい作品が次々と出てきて大いに笑わせてもらっている。2019年の「ブルーアワーにぶっ飛ばす」(箱田優子監督)、昨年の「私をくいとめて」(大九明子監督)、「喜劇 愛妻物語」(足立紳監督)などなど、欲やエゴにとらわれた人間の愚かさ、滑稽(こっけい)さをくすぐり、しかも人情の機微に触れる。気の利いた会話に乗って小気味よく展開するコメディーに、若い作り手のセンスと力量が光っている。

「まともじゃないのは君も一緒」は、ピント外れの2人組が、“普通”になろうと奮闘するラブコメディーだ。登場するのは、高校3年生の香住(清原果耶)と、香住が通う予備校の数学講師大野(成田凌)。恋愛経験がないくせに耳年増で知ったかぶりの香住が、数学バカで世間知らず、コミュニケーション能力皆無の大野に恋愛指南するという筋書きである。

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週刊エコノミスト

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