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ロサンゼルス ホームレス支援住居が完成=土方細秩子

ホームレス支援として建設された超小型住宅 Hope of the Valley提供
ホームレス支援として建設された超小型住宅 Hope of the Valley提供

 ホームレスの住宅施設「タイニー・ホーム・ビレッジ」が2月、北ハリウッド地区にオープンした。ロサンゼルスが抱える社会問題であるホームレスの支援策の一環だ。タイニー・ホーム・ビレッジには広さ約6平方メートルという超小型住宅が39軒建設され、各戸にはベッドが2台ずつ置かれている。共用のバス・トイレも完備し、食事の配布や職業訓練の相談などが現地で行われる。

 タイニー・ホーム・ビレッジは、ホームレス支援団体が計画。ロサンゼルス市の協力を得て建設に至った。市では今後、こうした施設を増やしてホームレスの収容を目指したい、としている。ただし、コストが問題だ。建物そのものはプレハブで1万ドル(約108万円)以下だが、電気・水道などのインフラ整備にコストがかかるため、1戸当たりの建設費用は13万ドル(約1400万円)にも及ぶ。支援団体では市民に1口3000ドル…

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